| |
さくらが本業職場で残業に勤しんでいると、突然、係長がさくらを呼んで言いました。
係長「来月から、班員１名分の仕事を、さくらとＯさんの二人に振り分けるからね」
さくら「え……っ、と、それは、どういう……？」
係長「３名の班員から１名減らして、仕事を振り分ける」
単純計算で、仕事５割増しですか。
さくら「……………………はい、わかりました」
ここで『無理です、できません』と言わないのが、さくらの悪い癖なんだと思います。それでよく相方に呆れられますから。
結局、この日は動揺して、それ以後の仕事がろくに手に付かないありさまで。
退社時刻が２２時近く。遅くなりすぎたのでゲーセンには寄れません。
こういうときこそ、部活したかった……。
とりあえず、寄り道して日本酒の２合くらい飲んで帰ってもバチはあたりませんよね、多分。
仕事が増えるのはまだいいんですけれども。
せめて残業代はつけて欲しいんですよねぇ……。 |
|
|