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街角で 2007年03月01日(木)

  昼間、横断歩道の信号待ちをしていると、突然目の高さを黒い影が横切りました。
ごくあたりまえに「ああ、鳥ね〜」と認識をした、その一瞬後。
「え?! 今の、鳥?!」ようやく違和感に気がつき、あわてて影の飛び去った方向を目で追いました。
なにしろ、あまりにも近すぎたのです。まさに至近距離。
鳥がこれほど人間すれすれに飛ぶなんて異様だと思いました。
視線の先ではちょうど1羽の鳩が街路樹に斜め下から突っ込んだところで。
そのすぐ後を、同じ角度で1羽のカラスが迷い無く突っ込んでいきました。
思わず「……あぁ……」と小声がもれます。
信号が変わり、横断歩道を渡り終えたとき。
異なる位置から街路樹の方を見てみると、その根元で、カラスが強く何かを突いているところでした。
どうしようもなく「自然だな……」と思いました。
さくらの他にも、同じ方向を無言で見ている歩行者の方がいたのを、妙に印象深く覚えています。
 



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