スネークヘッドとは?
別に、怪しげな犯罪組織のことじゃありません。そういう種類の熱帯魚がいるんです。日本でメジャーなスネークヘッドは、ライギョとよばれているカムルチーや台湾ドジョウですが、この二種は観賞魚よりも、食用魚やルアーフィッシングの対象として有名です。
凶暴なフィッシュイーターとして知られている彼らですが、実はとても人になつく可愛い奴らなんです。人が水槽の前を通れば、全身を揺すって『餌くれダンス』を踊る、とっても愛らしい奴らなんです。……外見が愛らしいかどうかは、いろいろ意見があるかと思いますが。
そして、スネークヘッドは、ほとんどの種類が飼いやすく、育てやすいんです。熱帯魚の入門はネオンテトラよりもスネークヘッドのほうがいいと主張したいくらい、飼いやすいのですよ。だって、私でさえ飼えているくらいなんですから(笑)
いま、ある程度の規模の熱帯魚屋にいけばいずれかの種類のスネークヘッドにあえるほど、熱帯魚界での知名度もあがってきています。可愛くて丈夫なこの魚を飼わない手はありません。さあ、貴方も、スネークヘッドを飼ってみませんか?
スネークヘッドの種類
とりあえず、私が知っているスネークヘッドの種類です。文献発見次第増やしていきますが、これ以外の種類を知っている人はメールをください。その種類を増やします。……文献発見といっても、基本的には、アクアライフのバックナンバーを探すってことになりますので、時間がかかるかもしれないからです。
追加分は、アクアライフ238号を元に書いたものです。アクアライフは特集を始め結構スネークヘッドを扱ってくれていますので、要チェックの熱帯魚雑誌です。
<小型種(〜30cm)>
ドワーフ・スネークヘッド(18cm)
飼おうと思えば、30センチのオールインワン水槽で飼える種類です。でも、大型種と同じように魚を追い、ダンスをします。でも、窮屈そうだったので、45〜60cm水槽で飼ってあげて欲しいです。
グリーン・スネークヘッド(20cm)
ドワーフ・スネークヘッドによく似た小型種。婚姻色はとても綺麗らしい。PD(大きな熱帯魚屋)で見たときに、素直に買っておくんだったと悔やんだスネークヘッドです。あうあう。
レインボー・スネークヘッド(20cm)
小型スネークヘッドを有名にした美種です。鮮やかなカラーが特徴です。ドワーフと違い、お腹のあたりのヒレがないのも特徴……かな。なにか、ニュー・レインボー・スネークヘッドなるものが出現したもよう。情報収集しなきゃ……。
ニューレインボー・スネークヘッド(20cm?)
一見レインボー・スネークヘッド。各ヒレの色が違うので、すぐ判別出来る。現物はとても綺麗でした。
スチュワート・スネークヘッド(25cm)
小型種で1〜2を争う、猛烈なフィッシュイーターなんだそうです。鮮やかな青いヒレが美しいです。
インディアン・スネークヘッド(30cm)
ハゼのような動きが特徴のスネークヘッドです。性格は穏和だそうですが、元々なわばり意識の強いスネークヘッドですから、他の魚などとは共存できなさそうです。
コウタイ<七星魚?>(30cm)
亜熱帯にまで生息しているスネークヘッド。東京あたりでは、ヒーター無しで飼えるという。熱帯魚らしくないかもしれないけど、気楽に飼えるのはいいんじゃないかと思います。
バンカスネークヘッド(30cm)
褐色ぽい色合いの、小型スネークヘッド。どうも飼育が難しいようなので、初心者は避けたほうがいいかも。
インディアン・スネークヘッド(30cm)
ハゼのような動きが可愛いスネークヘッドです。時々惹かれることがあるのですが、さすがに他のスネークヘッドと同居させる訳にもいきませんので断念してばかりです。
<中型種(30〜60cm>
オセレイト・スネークヘッド(40cm)
中型種で1〜2を争う、いや、全スネークヘッドで1〜2を争う美種です(個人的には文句無しにナンバーワン)。猛烈なフィッシュイーターで、餌のメダカなんてあっというまに全滅します。モザイクのような鮮やかなグリーンの鱗が美しいです。お店では、フラワートーマンという名前で売られていることが多いそうです。
ブロッチドスネークヘッド(40cm)
先出のバンカスネークヘッドによく似た、中型スネークヘッド。本物を見たことがないんですが、興味を引かれる一匹です。
<大型種>
……この二つは、もう少しまって……。